タイルガイド
タイルの材質について
基本的には、吸水率が低いほど磁器の性質を現すことから、かつては、吸水率だけで分類されていました。
しかし最近の製品には、技術発達もあり、吸水が高くても磁器の性質をもつものや、低くても陶器のような性質をもつものがあり、かならずしも吸水率だけで判断することは難しくなりました。
磁器質タイル
- 1200度以上の高温にて焼成され磁器化したタイルです。
硬質であり、吸水率は1%以下と殆ど水を吸わないため、変質も褪色もすることはありません。
主に外装や水回りの壁、床等に使用されます。
せっ器質タイル
- 1200度前後で焼成されたタイルです。
吸水率は5%以下であり、磁器質のタイルよりも耐候性は若干低くなりますが、製法により独特な風合いが醸し出されるため、主に外装に使用されます。
陶器質タイル
- 1000度以下で焼成されたタイルです。
吸水率は22%以下となり、素地は多孔質で吸水が多くなりますが、発色が良く、豊かな色彩が呈色されるため、主に内装、インテリアタイルとして使用されます。
施工場所別のおすすめ
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キッチン・浴室・水回り
キッチンや洗面所などの水回りの壁には汚れをサッと拭きやすい表面が滑らかなタイルをおすすめします。
浴室は滑りにくく安全性に優れたタイルをおすすめします。
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外壁
他の材質より高級感があり、メンテナンスのしやすさがメリットです。素材、デザインでお好みのタイルを選んでください。
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内装
防汚性などの機能があるので、素材、デザインでお好みのタイルを選んでください。
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外床
滑りにくく、お掃除のしやすいタイルをおすすめします。
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オブジェ・雑貨・DIY
初心者の方は、まずは小さな物からDIYにチャレンジしてみてください。
JIS規定用途表示について
以下のあるタイルは、日本工業規格の品質規格として特定の設置場所における環境下で品質をクリアした製品です。オンラインタイルショップで扱う商品では、「○(マル)」と「×(バツ)」の2種類の表記で用途を表しています。
屋内壁

- ビル、住宅等の屋内壁部
- 浴室壁・キッチンバック・トイレ壁・店舗壁等、使用高さが比較的低い壁部
屋内床

- ビル、住宅等の水濡れがない屋内床部
- (キッチン床・屋内トイレ床・屋内店舗床等土足やスリッパ等で歩く所で雨水等の水濡れが無い床部)
浴室床

- 住宅等の浴室床部
- 大浴場・プールサイド等の公共的な水濡れする床部は除く。
浴室壁

- 住宅等の浴室壁部
屋外壁

- ビル、住宅等の屋外壁部
- (上げ裏部分は除く。)
屋外床

- ビル、住宅等の屋外床部及び土足で歩行し水濡れがある、もしくは雨水等が持ち込まれる床部
- (ビルのロビー・住宅の玄関等の屋内床部を含む。公園や歩道等の公共エクステリア部位は除く。)
耐凍害

- このマークは商品が耐凍害性を有し、寒冷地でも使用できるかどうかの目安となります。
※用途に「×」が付いていても条件によりご利用いただけるものがございます。